2009年06月20日

『ガン病棟のピーターラビット』 中島梓

『ガン病棟のピーターラビット』 中島梓 ポプラ文庫

 先日、中島梓さんの訃報を耳にしました。
 僕が、中島さんの本を読んだのは友人にすすめられてです。僕が印象に残っているのは、『夢見る頃を過ぎても(残念ながら絶版のようです)』という文芸時評なのですが、その歯に衣着せぬ文章は読んでいて気持ちよかったし、この人は本当に本が好きなんだなぁ、と思ったものでした。

 さて、訃報を耳し、久々に中島さんの本を手に取りました。『ガン病棟のピーターラビット』は、中島さんの闘病生活が書かれている随筆です。この手の本は、僕が手に取らない主の本なのですが、この本は読んで良かったな、と思いました。
 中島さんの感情の起伏が緩やかに文章に再現されていて、つらくも幸せであったろう、生活が想像されます。時折、文学界などに向けられる厳しい視線が健在だったのがうれしい。
 改めて、もっと生きて、小説を書き続け、時たま業界にも渇を入れ続けてほしかったと思いました。
posted by コジコジ at 21:09| Comment(0) | TrackBack(1) | | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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ガン病棟のピーターラビット 中島梓
Excerpt: 2007年11月、人気作家を再びガンが襲った。 痛みに眠れぬ夜を過ごし、築地を見おろしてグルメを考察し、 死を思い、生をふり返る日々
Weblog: 粋な提案
Tracked: 2010-08-27 18:11