2012年01月30日

『神様からひと言』 荻原浩

『神様からひと言』 荻原浩 光文社文庫

 ひょんな事から、友人よりもらい受けた本です。きっと、こういう事でもないと手にしないような気がする本でもあります。でも、そういうのって、思っても見ない発見があったりしておもしろいんですよね。

 この本も、偶然に出会えたおもしろい本。社会人の男が主人公のコメディー物。だけと、その痛烈な批判は誰もが思っている物で、まあ、サラリーマンからすると、どこの会社もそんなもんかーと思って笑える本。でも、なんだか、笑ってばかりもいられない、とも思う。おもしろおかしく書いてるけど、社会を端的に指摘しているだけに、ちょっと考えてしまう本でもあります。

 荻原さん、ちょっと気になる作家さんになりました。


 
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2012年01月29日

陣馬山〜高尾山

120128_1.jpg年明け恒例の、陣馬〜高尾山歩き。今年は、少し遅くなりまして、ようやく行ってきました。
運良く、直前の月〜火曜に雪が降ったので、たっぷり雪のある陣馬〜高尾を歩いてくることができました。
写真1枚目は、陣馬高原下バス停から、和田峠への道での杉の木。
北側の木々は陣馬〜高尾ずっとこんな感じでした。



120128_2.jpg陣馬高原の開けたところにでても、まだ雪はさらさら(写真2枚目)。歩くと、片栗粉をつぶしたような、「きゅっきゅっ」と音がする感じ。
高尾までの間、日当たりの悪いところはずっとそんな感じでした。日当たりのいいところで、少し溶け始め〜一部どろどろ。
高尾までいっても、日当たりの悪いところは氷って言う感じでした。

陣馬〜高尾山まではアイゼンがなくても歩ける感じ。一番つるつるだったのか、高尾山山頂から薬王院までの道。人が多く歩く上に、北側なのでかなり滑りやすかったです。


120128_3.jpg薬王院の境内にも雪がうずたかく積まれていました。なかなか、とけなそう・・・。

今年は、雪のたくさんある陣馬〜高尾を歩くことができました。雪のあるうちに、もう少し低山をあるきにいこうかなぁ。

陣馬高原下−60分−和田峠−20分−陣馬山−35分−明王峠−65分−景信山−25分−小仏峠−15分−小仏城山−50分−高尾山−70分−2号路入り口−10分−高尾山口駅
合計6時間30分
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2012年01月12日

『女神記』 桐野夏生

『女神記(じょしんき)』 桐野夏生 角川文庫

 手元に本がなくて駅前の本屋さんでぱっと見つけて買ったこの本。
 桐野さんの本なら、ハズレはないだろうということで。

 遙か南の島の巫女が、日本の大地をうんだとされる、イザナミに出会うというこの小説。
 この文庫の解説によると、南の島の、巫女の話も実話に基づく部分があるようで、静謐かつ、なまめかしい物語。そして、決して消えることのない、イザナミの恨み。
 神話の中のイザナミは実在しないとは思うが、何とも不気味なリアリズムもある話です。
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2012年01月05日

『雨鱒の川』 川上健一

『雨鱒の川』 川上健一 集英社文庫

 昨年のおわりに、本を処分していた方から譲り受けた本です。よくよく見ると、表紙が俳優さんの写真なので、映画か、ドラマになったのだと思いますが、カバーをかけて読んでいたので、そんなことにも気づかずに読んでいました。

 昭和期の山村での物語。すがすがしい少年、少女の物語から、成長した彼らへの物語へと移っていく。タイトルのように川で描かれる物語だが、その川のキンとして冷たさが伝わってくるような感じの物語だ。
 しかし、物語中でも語られるように、川には急流からトロまでいろいろな表情がある。そんないろいろな表情のある人生をちょっとだけキャンバスに切り取った小説とでもいうのかな。なんとなく、昔にあった話と言うよりは、現代の話なしのように思えるところのある小説のように思います。
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2012年01月04日

『邪魔』 奥田英朗

『邪魔』 奥田英朗 講談社文庫(上・下)

 先日読んだ奥田さんの長編、『最悪』がおもしろかったので、調子に乗って(?)もう一冊長編を読んでみました。

 小説の始まり方、終わり方。始まり方というのは、読解力のあまりない僕にはわかりやすく物語に入っていけるのがいい。終わり方は、読者を突き放すというか、すべて解決というのではない終わり方が好きだ(推理小説で犯人とかトリックとかがわからないのは困るけど)。何となく、消化不良になってしまうのかもしれないけど、最後に突き放されて終わる。というのも、何とも小説らしいと思うのです。
 この『邪魔』は、完全に読者を突き放してはいなけれど、なかなか後を引く終わり方をしている小説だと思う。
 もちろん、ストーリーもおもしろい、おすすめの小説です。

(2011年12月読了)
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2012年01月01日

『最悪』 奥田英朗

『最悪』 奥田英朗 講談社文庫

 昨年読んだ本なのですが、昨年upできなかったので、今頃記事を書いております。
 奥田英朗さんの本は、「伊集院」シリーズは読んでいましたが、長編を読むのは始めてのように思います。

 よく「最悪の状況」というけれど、本当の最悪の状況というのはどういう状況なんだろうか?
 そんな最悪の状況には、ちょっとしたきっかけを始まりとしてドミノ倒しのように簡単に陥ってしまうのかもしれない。この奥田氏の小説はそんな小説だ。

 そして、文庫版の解説にも書かれているが、この本の醍醐味は複数の糸が徐々に結びついて、一本の糸になるところにもあると思う。そういう物語というのは、小説の醍醐味だと思う。そんな小説を作り上げる奥田氏はただ者ではなさそうです。
 
posted by コジコジ at 22:47| Comment(0) | TrackBack(0) | | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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